小説「ミレニアム」を読んだ。

全3部作からなる長編小説

第1部「ドラゴン・タトゥーの女」

出版社「ミレニアム」に勤めるミカエル・ブルムクヴィストは、大企業家「ヴェンネルストレム」の不正を暴く記事を出版するも訴えられて敗訴してしまう。 時期を同じくしてミカエルのリサーチ能力に目を付けた大企業「ヴァンゲルグループ」のヘンリック・ヴァンゲルは「約40年前に起きた未解決事件」を解いて欲しいとの依頼を破格の大金とヴェンネルストレムを破滅に追い込む情報との引き換えで受ける事にした。

とても一人では調査出来ないとの事で本作のヒロインであるリスベット・サランデルを紹介され二人で調査をする事になる。

ちなみに約40年前に起きた事件と言うのは、ヘンリックが可愛がっていたハリエット・ヴァンゲルが忽然と姿を消してしまい、総出を尽くして探すも痕跡・死体すら見当たらない事だった。ヘンリックは80歳を超えており老い先短い為この問題に蹴りを付けたいと取り憑かれるほど強く思っていた。

調査を進めてこれまで誰も見つけられなかった情報を得て、確信に近づいて行くにつれ身の回りで動物の死体放置や挙句の果てに狙撃されるなど犯人からの警告・明確な殺意を感じる事に。

そして、ミカエルとリスベットは犯人を突き止めるが意外な人物だった!そして、ハリエットの行方は?この先は言わないでおきます。興味がある方は読んで見て下さい。因みに2部「火と戯れる女」と3部「眠れる女と狂卓の騎士」は、結構政治的な内容でリスベットの過去が判明します。ミレニアムという物語はリスベットが核です。

ただ、2部3部は政治色が強くて読み辛いんですよ。オススメは1部ですね。これを読んで面白かったら先に進んで見て下さい。

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