「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」を観た

こういう映画が作られる事が怖いです。

この映画は、2009年製作の映画で今から6年も前になります。光陰矢(こういんや)の如し、この映画がロードショーで放映されると知った時に思った事は「長ぇタイトルだな」です。勿論、存在自体は知ってましたので、こういうHPを作っている手前観ておこうと、早速レンタルしに行きました。

内容を簡単に触れておくと、主人公の「マ男」は、高校をいじめで中退し長い間ニート生活を送っていた。内心焦りを感じつつも日々自堕落に過ごしていたが、「ある事」をキッカケにプログラム製作会社で働き出す事になった。しかし、初日から社内の雰囲気がおかしいと感じつつも、自分を助けてくれる先輩も()り、辞めずに葛藤の中その会社で仕事をこなしていくも、ある時限界が来て、、、、どうなるか?

正直思っていたよりも面白かったです。ただ、あくまで「思っていたよりも」です。結構コミカルに描かれているので重い内容ながらも映画に出来たかと思います。リアルにすると、とても観れたもんじゃないでしょうしね(笑)

何の為に働くか?

この映画の中で「マ男」を助けてくれる先輩が、マ男に「何の為に働くのか?」と、問うシーンがあるんですが、この物語の要点はそこだと思います。

結局、現実世界でも働く意義はその部分だと思います。真剣に考えて行くと現実問題や自分の思い等との鍔競(つばぜ)り合いがあって、それなりの所で妥協点を見つけてそれぞれ生活しているのかな?、と思います。

この問題は考えれば考える程、禅問答の様になってきて答えがあるのか?・無いのか?、よく分からなくなってきます。答えの形は人それぞれだと思います。甘い考えかも知れないですが、体・心を壊してまで仕事をする必要は無いと僕は思っていますし、そういう考えのもと生きております。それが元で(うつ)病になって過労死・自殺した日には死んでも死にきれません。

ちなみにこの映画、エンドロールの後少し怖いシーンがあるんです。まあ、それは観てのお楽しみ、、、って程のシーンでもないか。

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