「家族はなぜうまくいかないのか」を読んだ。

家庭が暖かく幸せであるという思い込み

家庭は組織。上手に運営しよう!

この著書のおもしろい所は家庭を「組織」として考え論理的に説明している所です。家庭を作る理由や破綻した時の男女でのリスクの違い、、、などです。例えば家庭を作る理由は、社会で生きて行く上で合理的だからとか、離婚した場合は女性の方がダメージが随分大きいし、離婚した時のリスクの大きさを男性は理解しているから、恋愛時代の時の様に尽くしてくれなくなる、、、とかね(苦笑)

確かによく聞きますよね?結婚したら男性の態度が変わったって。それはこういう事です。簡単に言うと「駆け引きする必要はなくなった」って事ですね。女性からすると気分が悪いと思いますが、そういう事だと著者は言っています。

あと、家庭は小さいながらも組織、運営して行くには「努力が必要」とも言ってます。お互いに信頼しつつも馴れ合い状態にはならない、これが結果的にいい関係を持続させる王道だと思っている、、、とありました。

それぞれの家庭のありかた

随分時代が変わり個々人の価値観も多様になって来た現代。人間の本能は「食べる・寝る・SEX」である事は昔から変わりませんが、起きる問題は複雑化しています。遺産相続、家庭内殺人・傷害、不倫などなど、家庭を脅かす脅威には枚挙(まいきょ)(いとま)がありません。

これから家庭を築こうとしている方、個人的な意見で申し訳ない、特に女性は家庭=人生のあがりと思わずに、互いに独立した一人の人間同士としてパートナーと関わっていかれると、割合上手く行くのではないでしょうか?、、というかそうあって欲しいです。

もう既に家庭を築かれている方には、、、僕の様な雑兵(ぞうひょう)が思う事はありません(笑)。上手く家庭を運営していって頂ければこれ(さいわ)いです。

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