ジェネリック医薬品について

ジェネリック医薬品とはどんなもの?

以前からちょくちょく耳にする「ジェネリック医薬品」ですが、そもそもジェネリックって何ですか?、そしてそれを使うメリット・デメリットはあるのでしょうか?

どのように入手するの?
医師などからの提案
・医師や薬剤師から「同じ成分で、少し価格の安いジェネリック医薬品がありますが、どちらにしますか?」と聞かれる場合がある。
・処方箋に「変更不可」を示す医師の署名がなければ、ジェネリックを選択する事が可能。
自分から提案
・「ジェネリック医薬品は扱っていませんか?」と医師や薬剤師に聞いてみる。自分が使用する薬にジェネリックがあれば、そちらを処方してもらえる。
カードで提案
・医師や薬剤師に直接言えない場合「ジェネリック医薬品お願いカード」という意思表示カードもある。窓口に提出するなどして、希望を伝える。
 
ジェネリック医薬品のメリットは?
価格の安さ
・これまで使われてきた先発薬の特許が切れたあと、同等の品質で製造販売されている後発薬が「ジェネリック医薬品」
・開発コストが先発薬に比べて少なくて済むことから、価格が安い。大体3割〜5割程度、先発薬より安くなる。
・結果として、全体の医療費抑制につながるとされる。
種類や効き目
・様々な病気や症状に対応している。
・患者が医薬品の情報を得た上で、独自に選択することが可能。
・効き目や有効成分は従来流通していた先発薬と同等で、安全性も確認されている。
 
ジェネリック医薬品のデメリットは?
効き目の差がある
・先発薬の全ての特許が切れているわけではなく、形状や添加物には差がある。
・そのため、効果・効能が「先発薬と完全に同じ」ではないことを認識した上で、情報収集すべきである。例えば、形状や添加物が異なると薬の溶け出す速度が変化したり、有効成分が分解されやすくなったりすることで、薬の作用が大きく変化し、効きすぎるなどの点は指摘されている。
・特に長年使用している薬から切り替える場合には、医師とよく相談する。
医療情報が少ない
・先発医薬人に比べ、医療情報が少ないため、患者が選択する際にも不明な点が残る可能性がある。
・ジェネリック特有の副作用が出現した場合、医療情報の蓄積が少なくとも、各企業個別の対応となる。
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